第10回支援バス (平成26年8月5日~9日)

 8月5日から9日までの日程で、第10回支援バスを運行しました。

今回の参加者は18名(男性11名・女性7名)

5日午後8時掛川市役所に集合し、出発式を行った後、交流先の岩手県陸前高田市に向け出発しました。

 

 活動1日目の8月6日、事前に10時から長部漁村センターで手芸とアロマによる交流を実施するとお知らせしてあり

ましたが、今回はどんな手芸を行なうのだろうかと待ちきれない様子の方々が30分も前から大勢おいでになり、挨拶も

そこそこに手芸班との交流がスタートしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      糸通しも大変・・みんなで協力して                 立派な作品ができました

 

 活動2日目の8月7日、太陰暦から太陽暦に切り替わった頃に、お盆や七夕など色々な歳時記が月遅れで行なわれるようになったところもあり、たとえば東北地方の各所では8月7日に七夕が行なわれています。
陸前高田市では8月7日に「かざり七夕まつり」で華やかに飾った山車を引き回す地区もありますが、気仙町では「けんか七夕まつり」という山車をぶつけ合って勝敗を決める勇壮な祭りが行われてきました。
気仙町には大震災前に4基の「けんか七夕まつり」の山車がありました。しかし大津波で気仙川沿いにあった家々と共にその内の3基が流され、残った山車は1基だけになってしまいました。
震災翌年の2012年、その残った1基で祭りは行なわれたのですが、祭りの実行委員長の「1基だけでは喧嘩にならない!」のひと言で全国の支援者から集まった資金でもう1基の山車が再建され、2013年「けんか七夕まつり」は復活しました。
しかし現在市内各所では景色がすっかり変るくらいに高い埋め立て土砂移送用のベルトコンベアーが設けられ、その下で盛り土作業が進んでいます。そのため来年から高台への移転が完了するまで「けんか七夕まつり」が中断することが決まっています。
 掛川市民の会では、今年で見納めになる「けんか七夕まつり」を盛り上げるため、交流団のメンバーを派遣しました。また祭り会場にテントを設営し掛川茶による接待を行なったり、さらに山車の引き手での参加も予定しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     開始前のお手伝い            掛川茶のサービスも準備完了         災害FM局も取材に

 

 

 

 

 

 午後2時頃、突然の大雨に会場内は大騒ぎ、暑さに参っていた子供たちは大はしゃぎでしたが、大人たちは屋台の保護

や雨宿りで、これもまた走り回り、移動車のバスも会場に移動し避難場所に使ってもらいました、これも良い記憶になるのかも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       屋台のブルーシート掛け                     バスの中にも避難

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 雨も1時間くらいで降りやみ、蒸し暑さは残ったもののめげずに祭り再開です、用意した掛川茶も全て提供させていた

だき、残りの時間は祭りに参加し、地元の皆様との交流を深めさせて頂きました。

 

 活動3日目の8月8日、掛川出発前に島田市の誠心様よりお預かりしてきた「福幸願」と名付けられたお地蔵様2組を

陸前高田市市役所を訪ねて、久保田副市長(掛川市出身)と長部地区の戸刺様に、被災された方々の安穏と亡くなられた

皆様のご冥福を祈りながらお渡しいたしました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       陸前高田市様へ              お地蔵様《福幸願》             広田湾漁協様へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                恒例の記念撮影  ・・・いつもと違うアングルでいきなりパシャ・・・

2014年08月11日